オーディオ・ナビゲーション・(一部家電)
修理・メンテナンスのご紹介

Pioneer製(Carrozzeria)ウーファー用
ワイヤードリモコン修理
この商品は断線修理のご依頼が
あり修理となりました。
メーカーの修理に出すと
ユニットごと交換となりますので
修理(交換)費用は大きくなります。
またメーカー認定の修理店では
手間と時間を考慮してこのような
細かな作業は行っていません。
当方ではできるだけ無駄を省いて
修復できるようこういった配線の
修復等も行っております。
作業の工程を一部ご紹介致します。


4本中3本は切れておりませんが
1本(一番上)が途切れてしまっています。
また1本(一番下の線のスピーカーエッジ周辺)
に曲がった跡があり断線の
可能性があります。この場合
1本のみ繋ぐ事はできません
ので全て一度長さを整えて
全て繋ぎなおします。


まずは4本の長さを揃えます。
後ろに写ってるのが切断した
3本です。通常はこの状態から
被覆を取ってハンダ付けしますが
収縮チューブを使う関係上
細い線を綺麗にまとめるのと
ショート防止の為手間はかかり
ますが段付き加工をします。


段付き加工するとこのような
長さになります。繋ぎ間違えも
防止できるのでメリットが多い
ですが技術的に難しくなります。
この線は極細(被覆を含め1mm程度)
で被覆内に銅線のほか撚った絶縁線
で補強されており、この絶縁物が
ハンダののりを悪くしますので、
銅線(0.3mm以下)を傷つけないよう
絶縁物をカットして接続します。


収縮チューブを収縮させる前に
導通チェックを行います。
本来接続されるウーファー
ユニットを使って動作確認をしますが
リモコン単体の修理の場合は
接続部と基板のハンダ部分の
導通を確認して接続状態を
把握します。


導通が確認できたら収縮チューブ
を被せヒートガンで収縮させます。
段付き加工してあるので1箇所で
膨らむことなく線の幅を比較的
小さい状態で修復が可能となります。


通常の線だと銅線自体に強度が
あるので特に補強は必要ありませんが
この線は引っ張るだけで切れて
しまう強度の低い配線の為、特殊な
加工を施して全体を覆う収縮
チューブの収縮を行います。
特殊加工と収縮チューブで
線単体の強度より強くできます。

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