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リンク切れがある場合がございます。
LED・電子デバイス回路設計、制作




マツダプレマシーのメーターパネルです。
純正では緑ですがオーナーのご希望で
白に交換します。
純正でLEDのものはほとんどが
チップLEDを採用しており
(理由があります)DIYで
チップLEDの作業が難しい方は
諦める方が多いようです。
またメーターは精密機器のため
作業で破損させてしまう事が多く
メーターASSY交換となると
高額な費用がかかります。
裏側は比較的年式の新しい物は
照明用電球ソケットはなく
基板に直接はんだ付けされる
チップLEDが採用されています。



メーターの配光を確認
してからの作業となります。
LEDにはそれぞれ仕様があり
視野性・輝度・電流等を
確認できるデータシートを
元に実物に合わせて企画します。
純正では夜間の長距離運転等
を想定して緑になっています。



こちらが純正のチップLEDです。
明るさはありますが緑は
ドレスアップ感がありません。
定番は白・青(ドレスアップ系)
赤(スポーツ系)ですが他の色に
変えることもできます。
(視覚感が上がります、ただし
夜間の運転で目が疲れやすく
なる場合があります)



今回使用する白LEDです。
同じサイズのチップLEDを
採用しています。
LEDを扱う場合静電気に
弱いので帯電防止処理を
施します。(静電気破壊
の場合寿命が極端に短く
しかし点灯チェックでは
点灯するので注意が必要です)
データシートを確認し
適切な電流値を計算します。



純正のLEDチップを除去します
白LEDを装着する為ハンダ面を
整えておきます。
最近のハンダは鉛フリー
ですので従来の鉛配合ハンダと
比べ光沢はありません。
当方でも環境対応
Pbフリーハンダを使用しています。
(鉛ハンダと比べ難しいので
技術が必要になります)
ハンダ付けする際、取付角度など
にも注意します。
パターンに対して真っ直ぐ
キレイに装着します。



液晶部分のバックライトも
交換します。DIYでは強引に曲げて
作業される方がいるようですが
当方では確かな技術でハンダ除去
液晶を取り外して作業します。


作業完了後は熱害を防ぐ為
できるだけ短時間でハンダ作業を行います。
ブリッジショートしていないか
パターンとハンダを確認します。
三菱電機内のハンダ技術試験に
合格しておりますのでハンダ技術
は自信があります。



最終チェックを行います。
配光や明るさを確認しパネルと
指針を装着し作業完了です。